海草の湯
不老不死の伝説にあやかって、海草(あまも)エキスで若々しく。
『海草(あまも)風呂』は、別名『不老長寿の湯』とも呼ばれるお風呂です。これは、いつまでも若く美しいまま800歳まで長生きしたという、小浜に残る不老長寿の『八百比久尼』伝説に由来するもの。八百比久尼は人魚の肉を食べて不老不死になったと伝えられていますが、その人魚のモデルになったのは、古くから小浜の海に生息する海草(あまも)を主食とするジュゴンではないかといわれているそうです。
地元の澄んだ湧き水にミネラルや美肌成分を多く含んだ海草(あまも)エキスをプラスした『海草(あまも)風呂』は、若々しくみずみずしい潤いのあるお肌へ導きます。
『海草(あまも)風呂』の後は、八百比久尼伝説を辿り長寿祈願を。
八百比久尼伝説によると、人魚の肉を食べて不老不死になった八百比久尼は、全国を行脚して貧しい人を助け、椿の種をまいて花を咲かせたという逸話があります。その後、彼女は故郷である小浜に戻り、洞窟に入って亡くなったそうです。
『濱の湯』の近隣には、そんな八百比久尼伝説にまつわる名所や史跡が点在しています。小浜湾のパノラマの風景を望むビュースポットには、2体の人魚の像が。さらに、その近くには、八百比久尼が亡くなった洞窟のある空印寺があります。洞窟の前には、当時を忍ぶかのように椿の花が咲き誇り、健康長寿を願う人々の参拝がたえません。